お年のお母様が安心、安全に過ごせるような環境作りをしたいとご依頼を頂いたお家の片付けに行ってきました。何度も通うなかで人見知りのお母様も一緒に片付けをし、家がきれいになっていくのが楽しみとやる気に満ち溢れていました。歩く場所もないほどモノがあふれているお部屋を、高齢者の方々には「生前整理」と言う「終活」を思わせるような形でなく、災害時を考えた「防災士」の観点からアドバイスし、一緒に片づけを進めています。そんな中1つだけ、生前整理診断士の自分でも解決できない問題があります。それは家族間の意見の相違です。家を出られたご家族の中には、自分が住んでいた時に使っていた思い出の品や、自分がプレゼントしたものなど「なぜ捨てるの?」と疑問に思われる方もいらっしゃいます。実際に住んでいる方は「重い、危ない、使いづらい、もう使わない」など、今のライフスタイルにあったモノだけを残し、一生懸命片付けていることを理解してほしいと考えています。実家の片付けはただ捨てるだけの作業ではなく、家族全員が今一度きちんと話し合いお互いの心の整理も進めながら行う共同作業です。まずは家族間で話し合うことからはじめてみませんか?
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